2-3. 荷物について

LCCの利用でキモとなる、荷物の話をまとめておきます。
個別の話に入る前に、まずは全体的な注意点です。

荷物に関する注意点

・有料、無料の場合を問わず、重量制限を100gでも超えたら容赦なく超過料金を取られる
→特にライアンエアは「追加料金支払の専用カウンター」まで作って、血眼で超過料金を徴収する体勢を整えてます。カモにならないよう注意しましょう。
・2人以上で搭乗する場合、全員合計の重量ではなく、1人単位で計測される
→2名で搭乗の場合は2×20kg=40kgではなく、あくまで1人につき20kgを超えてないかをチェックされます。
これも収益の柱になっているため、LCCの重量制限は本当に厳しいです。制限を超えないよう十分注意しましょう。旅行先で重さを量れない方は、ホテルで体重計(weight scale)を借りても良いですし、もし置いてない場合は、空港到着後、荷物を預ける前に無人のカウンターに行き実際のコンベアに乗せて重さを量ってみると良いでしょう。

こんな風に空港内に重量計が設置されている場合もあります


どっちでもいいのですが、個人的にカウンターで荷物の重さを量られる 瞬間は、パスポートコントロール並みに緊張します。このスリルも格安航空会社の魅力の1つではないかと思います。

預入荷物 (Check-in /HoldLuggage)

航空会社に預ける荷物を英語でCheck-In Luggage(Baggage)、またはHold Luggage(Baggage)と呼びます。この荷物の対応については、会社によって概ね下の2パターンに分かれます。
・15kg/20kgまで無料(エア・ベルリン等)
・1つでも有料(ライアンエア、イージージェット等)

利用する会社がどのような扱いになっているかは、各社のサイトに必ず書いていますので、必ず確認するようにしてください。また、ライアンエアのように有料の場合には、チケット代だけではなく、トータルの費用で他社と比較するようにしましょう。

機内持ち込み手荷物 (Hand Luggage)

機内に持ち込む手荷物(Hand Luggage)については、どの会社で無料です。一番金にがめついライアンエアでさえ無料なので、安心してください。
ただ、多くの会社で
・個数制限:1つ(ポーチやウェストポーチも含む)
・重量制限:5kg~10kg程度
・サイズ制限:大き目のビジネスバッグ程度

などの数々の制限が設けられているので注意しましょう。

重さ、サイズは、チェックインカウンターではなく、セキュリティチェックや搭乗ゲートなどサプライズな場所で測られることがあるので、実際に搭乗するまで油断しないようにしましょう。
個数制限がある場合、空港内の免税店で買ったものも含める必要があるので要注意です。(時々、免税店で買ったものがカバンに入らず、搭乗ゲート寸前でアウトになっている人がいます)
なお、荷物がリュックやナップサックの場合、係員から枠に入れるよう指示されることはあまりありません。(スーツケースと違い、枠に押し込められるため)

荷物まとめ

その会社のterms&conditionsを読めばすぐ分かるのですが、一応書いておきます。
例えば、
・「Check-in(Hold) Baggageが15kgまでフリー」
・「Hand Luggageの制限が10kgまでフリー」
の航空会社の場合、15kg+10kgで合計25kgまで無料で飛行機に載せることができる訳です。荷物が重い場合、機内持ち込み手荷物の無料枠をうまく活用しましょう。
各社の荷物制限については、調査時点での最新情報を各社のサイトに記載していますが、必ず予約時にサイト上で十分ご確認ください。

予約が完了した後、搭乗日までの作業は2-4. 搭乗日までをご参照ください。