ノルウェジアン

Norwegian
http://www.norwegian.com/



「北欧LCC戦争の勝者」と言えるLCCです。
北欧地域では、2000年頃よりLCCの新規設立と倒産が頻繁に発生し、LCCとしては比較的後発だったノルウェジアンも、その中の泡沫的なLCCの一つと見られていました。しかし、法人顧客の取り込み、固定費の低減、顧客サービスの向上といった取り組みを地道に続けた結果、今では北欧地域でスカンジナビア航空(SAS)に次ぐ第2の航空会社にまで成長を遂げました。
今でも、地道に経費低減を続ける一方で、積極的な投資を行ってルートを拡大させている、目下売出し中のLCCです。

プレゼンでも「コストをコントロールしないとこうなりますよ」と経営破たんしたLCCを引き合いに出しておられます



特徴

・北欧行くならノルウェジアン
北欧を拠点としてヨーロッパ全土に異様なまでのネットワークを張り巡らせており、しかも安いです。北欧に行く/北欧から出るLCCを探す場合は、まずノルウェジアンを探しましょう。

路線図を見るとむしろ空白地域を探すのが難しい


・機内で無料Wifiが使える
大部分のフライトで、離着陸時以外には無料でWifiが使えます。とても便利です。
・座席が快適
基本的にシートにはRecaro社のレザーシートが導入されています。ライアンエアのきしみ音がする不愉快なシートに比べると雲泥の差です。

チケット

基本的には2種類に分かれています。
よくある分類なので、特に難しくはないと思います。
・Low Fare
至ってスタンダードなLCCチケットです。
持込手荷物無料、預入有料、キャンセル不可、変更有料、といった感じです。
・Flex
普通の航空会社のように使えるチケットです。
持込・預入手荷物無料、変更・キャンセル可能、座席予約料込、といった感じです。
ただ、アメリカやタイなど長距離線には異なるポリシーが規定されています。
詳細はこちらをご覧ください。
http://www.norwegian.com/uk/technical-pages/infourl/infourltickettypeinfo/#tickettypes 

荷物

持込手荷物は、重さ10kgまで、サイズ55x40x23cm以内もの1つが無料です。
http://www.norwegian.com/uk/customer-services/travel-information/baggage-/hand-luggage/ 
預入手荷物は、Low Fareの場合、重さ20kgまでのものが有料で購入できます。
http://www.norwegian.com/uk/customer-services/travel-information/baggage-/checked-baggage/  


座席

Low Fareの場合は有料で指定できます。(Flexは料金に含まれています)
指定しない場合は、当日空港で自動で割り振られます。

チェックイン

基本的には空港でのチェックインのみです。
空港内のセルフチェックイン機か、カウンターでチェックインします。
今どき珍しいことに、オンラインチェックインは行われていません。

マイレージ

Norwegian Rewardという独自のポイントプログラムがあります。
他のプログラムとの互換性はありません。

総評

北欧で唯一と言ってよいLCCです。
使い勝手も乗り心地も良いので、北欧でLCCを使うなら利用を検討してみましょう。
ただし、財務状況は良くないので、その点はご留意ください。